2階の「展示室」は、関ケ原の戦いを現代に伝える「関ケ原合戦屏風図」(六曲一隻)や、武将の肖像画、古文書、戦国時代の武具などが展示されており、関ケ原の戦いに至る過程からその後までを学べる場所です。

美濃の刀工・兼定のものではないかと考えられる刀や、徳川家康直筆の書状、古戦場から出土した鉄鏃(てつぞく)や古刀、鉛玉などが展示されています。

同じく2階にある「戦国体験コーナー」では、本物そっくりの刀剣や火縄銃に触れて大きさや重さを体感したり、陣羽織や刀を身につけて戦国武将になりきり写真を撮ったりすることができます。

好みの背景と合成した写真はその場でデータを受け取れるので、来館の記念になるでしょう。

最上階(5階)にある360度全面ガラス張りの展望室からは、関ケ原古戦場全体を見渡せ、1階と2階で体験した映像と合戦当時から変わらぬ山と平地の景色を重ね合わせることができます。

次ページ