10月26日放送の『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)に、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)問題に詳しいジャーナリスト・鈴木エイト氏が出演。細田博之衆院議長(78)、萩生田光一政調会長(59)と旧統一教会のただならぬ関係性を示唆し、SNS上から「つまり山際氏は“使いっぱしり”で、萩生田氏と細田氏は、不良の親分みたいなもんか」との声が上がっている。

24日、旧統一教会と関連団体との関係をめぐり、辞任に追い込まれた山際大志郎元経済再生担当相(54)。事実上の「更迭」ともいえる急転直下の辞任劇に、次は、複数の旧統一教会関連の会合に出席したことを認めるも説明責任を果たしていない細田衆院議長や今夏の参院選前に教団施設を訪れていた萩生田政調会長が“ドミノ倒し”で退場する可能性が少なからず出てきた。

こうした中、MCの宮根誠司(59)は連日のニュースを伝える中で、「(旧統一教会との関係性が指摘されている人の中には)いろんな付き合い方があって、変な言い方すると利用されている人もいれば、変に積極的にアプローチしている人もいる」と感じていると話し、「そのあたり分けなきゃいけないんじゃないか?」と鈴木氏に問いかけ。

鈴木氏は「そうですよね。分けるべきです」と賛同すると、「山際さんの場合は、それ(濃淡)でいうと、ちょっと“駒”として使われてた形跡もあるんですよね」と指摘。一方で、「荻生田さんとか細田さんというのは、駒っていうより、お互いに利用しあってたような関係も見えてきています」と、細田衆院議長と萩生田政調会長においては、山際元経再相よりも“教団とのつながりが深い”との見解を示した。

鈴木氏の発言について、宮根は「山際さんは会合に呼ばれて写真を撮ったりあいさつしたりっていうのは、もう完全に教団のいわゆる信者の方を鼓舞するだとか、信用性を持たせるというところの駒として使われた可能性がある」「一方で、ほかの方々は、お互い(旧統一教会と)Win-Winという(関係性)」と整理。

これに鈴木氏は、「そうですね。(細田衆院議長と萩生田政調会長は)使われる側ではなくて、積極的にひょっとして使ってた側ではないかっていう疑いが強いですよね」と持論を語った。

さらに疑惑が深まったことで、視聴者からは「つまり本丸は萩生田と細田か」「統一教会に駒として使われてた山際氏より、お互い利用しあってた萩生田氏のほうがすぐに辞職してほしい」「細田氏と萩生田氏は、教団との関係はかなり濃い、この二人が役職のままでいいのか?という問題になる、自民党は説明するべき」「飛び火だ飛び火!飛び火しろ!」といった声が上がっている。

「細田衆院議長はいまだに自分の口から説明をしていません。山際氏が、“旧統一教会との関係性を問われて説明責任を果たせなかった”ということで辞任に追い込まれているわけですから、細田衆院議長もこのままというわけにはいかないでしょう。萩生田政調会長を含め鈴木氏が『お互いに利用しあってたような関係も見えてきています』と言っていたのも気になりますね。詳しい関係について何か情報をつかんでいるのかもしれません」(政治記者)

旧統一教会との密接な関係が見えてきた自民党。すべて膿を出し切ることはできるだろうか。