11月14日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)に国際政治学者の三浦瑠麗氏(42)が出演。新型コロナウイルスの感染拡大による医療ひっ迫の現状を医療側に押し付けるような発言をし、視聴者から「どうしてこんなこと言えるの?」「医療の現場を知りもしないくせにどの口が言う」と怒りの声が噴出している。

11日、政府は新型コロナの第8波に備えた新指標「対策強化宣言」「医療非常事態宣言」を設立。都道府県の判断で、住民に行動自粛を要請できるようになった。これに関して橋下徹氏(53)は「この医療ひっ迫を解消する方法としては国民が外出を自粛するんじゃなく全医療機関で……医療従事者の方には申し訳ないですけど全医療機関で対応してほしい」とコメント。医療ひっ迫が起きる原因として「対応できる医療機関が非常に絞られている状況だから」と語った。

これを受け、三浦氏は「アメリカでは経口薬をオンライン処方するだけで済ましている」現状があると解説したうえで、「日本だけ医療側の努力、オンライン化も含めた努力が足りないっていうのは明らか」と発言。

さらに三浦氏は「(政府分科会は)若者が反発しにくい表現を工夫してみたりとか、表現を巡って努力してる」「私たちが求めてるのは医療側が季節性インフルエンザ並にしっかり対応して、患者側は自分たちが大した症状じゃないなら我慢するというような双方の努力が必要。だけど、医療側は努力しないのに『あなたたちだけ努力してね』と言われてもそれはちょっとね」と主張した。

これを司会の谷原章介(50)は「医療の方はがんばって努力してくれてる」とフォローしていたが、三浦は「だってPCR検査はお金になるじゃないですか。PCRじゃないところに関しては『今までの対応を変えません』ということなんだとすると、オミクロン株には適さないですよね」訴えていた。

「コロナに対する指針を発表しているのは政府なわけで、現場の医療従事者たちとは関係がありませんし、多くの医療従事者は自主的な外出自粛をするなどずっと努力を続けています。『医療側は努力が足りない、努力しない』という発言は、現場で働く医療従事者を完全に無視した物言いで、視聴者からは『何もわかってないくせに専門外のことに口を出すな!』『努力が足りないのは自民党政権って理解してます?』『医療従事者に失礼すぎ』『誰かこの人を黙らせて』『明らかな暴言』と怒りの声が噴出していました」(政治記者)

医療現場と国民が一丸となって乗り越えようとしてしているときに、片方だけに責任を負わせるような発言に視聴者からの反発が高まってしまったようだ。