11月28日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)に、元大阪府知事の橋下徹弁護士(53)が出演。27日のサッカーW杯の対コスタリカの試合で日本代表が負けた理由として、“にわかファン”の存在を上げて物議を醸している。
23日にワールドカップで4度優勝している強豪国のドイツに2対1で勝利し、歓喜に沸いていた日本。この勢いのままコスタリカにも勝利してほしいと期待が高まっていたが、後半戦に1点を奪われ、1対0で敗戦した。
今回の試合について意見を求められた橋本氏は「とにかく今回は“にわかファン”の責任、大きいと思いますよ」とコメント。これに永島優美アナウンサー(31)が「おっと、にわかファン?」と聞き返すと、橋下は「僕含めね。っていうのは、よくわからないのに(スペインに)コスタリカが大敗したこと、(日本が)ドイツに勝ったことだけで(コスタリカ戦で)いけると思ってしまったから」「サッカー知ってる人たちは、『やっぱり厳しいよ』『コスタリカはあんなものじゃないよ』(と言っていた)」と私見を交えながら説明。
さらに「あとで調べたら、コスタリカは入国でいろんなドタバタがあったみたい」と、大会前の17日にイラクで行う予定だった同国代表との親善試合が中止になったことに触れながら、「僕それ知らないから、“にわか”の僕がテレビで『日本代表は世界レベルだ!』なんてことを言っちゃってね、こういうのが選手に伝わって。選手も気持ちは引き締めてたんでしょうけど、なんとなく日本全体が緩くなっていたところはあったんじゃないですか」と、 “にわかファン”や“自分”の発言が少なからず選手に影響を与えたのではないかと、独自の見解を語った。
続けて橋下は「スペイン戦まで“にわか”は口にチャックしたほうがいいと思いますよ」コメント。これに司会の谷原章介(50)は「ワールドカップに出てる国っていうのは、どこも世界レベルってことですよね」とフォロー。一方、この日解説者として番組に生出演していた元サッカー日本代表の鈴木啓太氏(41)は「国全体が盛り上がってくれるのは選手にとって一番大きなエネルギーになるので、そのせいじゃないと思いますよ」と橋下の意見を真っ向から否定していた。
橋下の発言に対し、視聴者からは「橋下のせいでいいらしいよ」「橋下徹が日本は世界レベルじゃないみたいなこと言ってるぞ!また炎上しても言い訳できるような言い方で」「橋下徹はずっと口チャックでいいと思う」「橋下徹はとりあえず黙ってろ」と批判的な声が集まっている。
「W杯や国際試合だけ応援するという “にわかファン”がいるのは確かですが、熱狂的なサッカーサポーターだけだと裾野が広がっていかないですし、にわかだとしても日本代表を応援している気持ちに嘘はありません。それに勝敗に一喜一憂するのは仕方のないこと。にわかファンが浮足立っていたからと言って、選手のメンタルに影響を与えるとは思えないですし、ましてや橋下の一意見が選出に伝わって気持ちが緩んだということはないでしょうね」(週刊誌記者)
選手や監督に対しての誹謗中傷は行き過ぎた批判はよくないが、自由に応援するくらいはいいのではないだろうか。