12月6日に放送された『マツコの知らない世界』（TBS系）で、MCのマツコ・デラックス（50）が発表した「人生ベスト1映画」について、さまざまな声が寄せられている。

この日の番組の前半テーマは「映画音楽の世界」。15,000枚もの映画サントラレコードを集めたというサントラブラザーズの3名が案内人として登場し、『ET』や『アルマゲドン』、『トップガン』、『聲の形』など、古今東西さまざまな映画音楽を紹介。案内人はいずれもマツコと歳が近く、全員独身という共通点もあることから、昔の映画の話で盛り上がっていた。

そんなサントラブラザーズは、音楽が印象的な映画のひとつとして2000年に公開された『ダンサー・イン・ザ・ダーク』をピックアップ。工場で作業員たちが踊るシーンが流れるとマツコは「これは（主人公の）ビョークの妄想なの。現実がツラすぎるから楽しいことを想像しているだけで、本当は誰も踊っていないの」と妙に詳しく解説する。

なんでもマツコ、この映画が大のお気に入りのようで「実はね、これが私の人生のベスト1映画なの。丸の内プラゼールでこの映画見た後、席を立てなくなっちゃって。号泣しているところを、下から上がってきたOLたちに見られて笑われて以降、映画館で映画を観ていないのよ」と、仰天エピソードを披露した。

この映画を気に入っていることに、マツコはこれまでも他の番組で触れてきたが、「人生でベスト1」と言い切るほど気に入っていることに視聴者は少々驚いた様子でネット上ではこのマツコの発言に対して「マツコさんのベスト映画がダンサー・イン・ザ・ダークってきいて共感した。わたしも大好き」「マツコがダンサーインザダーク映画館で観て立てなかったって話めっちゃ分かるし、私が観た時、いた人みんなそうだった」など、共感の声も少なくなかったが、一方で「マツコの番組で取り上げられたっぽいけど、ダンサー……がベスト映画……？！ベストトラウマ映画ならわかる」「マツコさんが紹介したのね。ダンサーってそういうことかぁって思った記憶がある。ラストはうーんそちらを選ばなくてもよかったのでは？と思って、私はあまり涙しなかった作品」「かなりのトラウマになる作品なので最後まで見るには色々と覚悟が必要」「安易に見てはダメよ。かなりのトラウマ映画だし。サントラはいいんだけどね」など、ベスト1評価を疑問視する声も少なくなかった。

「『ダンサー・イン・ザ・ダーク』は公開当時もかなり評価が分かれた作品ですからね。しかし、公開から20年以上経っているにも関わらず、いまだにナンバー1に推すとは、マツコにとっては相当思い入れの深い作品なのでしょう」（週刊誌記者）

他の作品に対しても非常に詳しく、マツコの映画愛の深さがうかがい知れる回となっていた。