12月30日放送の『アメトーーク!年末5時間40分SP』(テレビ朝日系)に、明石家さんま(67)が出演。若手芸人がこぞって明石家さんまの番組『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)への出演を断っていたことが発覚し、さんまがうなだれる場面があった。
さんまは「さんまvs売れっ子若手芸人」のコーナーにゲストMCとして出演し、EXIT、霜降り明星、吉住(33)、宮下草薙・草薙航基(31)、ロングコートダディ・兎(34)らとトークを繰り広げた。
草薙は『さんまのお笑い向上委員会』を「これまで嫌でずっと断っていた」そうだが、いざ出演してみと、さんまがめちゃくちゃ優しくて感動したそう。だが、出演前に「すべての芸人が頭を抱える」という言葉に、EXIT、吉住、兎も番組出演オファーを断っていたと名乗りを上げる。
EXITの場合は兼近大樹(31)が番組出演を断っていたそうで、相方のりんたろー(36)が何が嫌なのかを聞くと「ジジイたちがお前らのノリで盛り上がってるだけだろ」という理由が返ってきたそう。
さんまはこれに「まあ昭和の笑いやからな」と笑っていたが、視聴者からは「この気持ちはわかるな。一般社会で若手が会社の飲み会や食事会に参加したがらないのに通ずるものがある。」「こういうのって会社でもあるよな。本人は若手にとって良かれと思って動いてるつもりが的外れで若手からは嫌がられてる現象」「芸人だけの番組を残そうと熱いさんまさん。さんまさんの熱いとこで泣きそうにもなるけど兼近さんのジジイの集まりってか内輪ノリについていけないときもあるからどっちの言い分もわかる」と兼近の意見に賛同する声が多く集まっていた。
なお、さんまによるとジャニーズのタレントからは「出演したい」とオファーがあるようだが、芸人のための番組なので断っているのだとか。そにれも関わらず、若手芸人のほとんどが出演を拒否していたことが判明するや、さんまは「ホンマに待ってくれ。お笑い芸人だけのバラエティーを残したいと思って、一心で頑張ってんねんな。今みたいなVTR見てコメントするような番組じゃなく、お笑い芸人だけの番組を残してくれるってフジが言うてんねん。『よし、それだったらやろう』ってやってんねんけどもやな、お前ら何やねん!お前らの道を作ってんねんやろ、俺が一生懸命」と激昂し、自らの思いを否定されたことに対して「ほんまに腹たってきた。お前らの将来のためや」と猛抗議した。
「しかし、吉住からは『その熱い思いがちょっと迷惑』と告げられてしまい、さんまはかなりショックを受けていましたね。とはいえ、お笑い業界に限らず、これが今の世代の本音でしょう。どこの業界にも『お前ら若い者のために!』と一肌脱ごうとする熱い先輩はいますが、ありがたみを感じるどころか負担や重荷になっている可能性大。身に覚えのある人は注意したほうがよさそうです」(週刊誌記者)
時代が変わればお笑いの在り方が変わるように、さんまの残したい道が正しいとは限らない。道を作ってあげるのではなく、そろそろ譲ってあげるほうがいいのかもしれない。