2月7日の『マツコの知らない世界』(TBS系)で、「お菓子缶の世界」を放送。その中で、お菓子缶を「お弁当箱」として使うという再利用法が紹介され、ネット上で波紋を広げている。
この日のプレゼンターはお菓子缶を3歳から1000缶以上集めたという主婦の中田ぷうさん(49)。MCのマツコ・デラックス(50)がおそるおそる「どうしても缶を使わなきゃだめですか?」と質問すると、「捨てるとか信じがたい」と断言するほど、こだわりの強いプレゼンターだった。
この日はまず、缶のデザインも可愛い、中身もおいしいお菓子缶を紹介後、「2次利用に最適な魔法缶」として、お菓子缶の二次利用方法を解説していった。その中で中田さんがマツコに渡したのが、イギリスのキャンベルというショートブレッドの缶。そこに入っていたのはおかずがたっぷり入ったお弁当だった。
おかずがみっちりと入ったのり弁にマツコも少々困惑気味で、「それこそ汁が漏れたりしない?」と不安を吐露。一方、中田さんは「しないです。大丈夫です」と断言し、自信満々だった。
また、深さが3.5センチあるといい、「シュウマイがきれいに収まる」「お弁当パックも綺麗に収まる」という。娘にお菓子缶でお弁当を作っていた際も、中田さんいわく「友だちに『可愛い』って(言われてた)」といい、SNSでも「カンカン弁当」として、お菓子缶をお弁当箱として再利用するのが流行しているとのことだった。
しかし、お菓子缶をお弁当箱として再利用することにネット上からは、「衛生的にどうなん?錆びるでしょうよ…」「せめてアルミホイルかラップを敷いてるならまだねぇ…」「お弁当箱みたいに清潔には使えないし、カンカン弁当の文化は廃れて欲しい。衛生面的にも信じられない」という困惑の声が集まっていた。
「番組で紹介されていた『カンカン弁当』は、ラップなども敷いておらず、おかずやご飯が直接缶に当たっている状態。クッキーなどの乾いたものならまだしも、水分があるお弁当を金属に直接当てることに抵抗のある人が多くいました。また、缶はそもそもお弁当箱として作られているわけではないため、蓋のつなぎ目などに細かい食べかすなどが入っても洗いにくく、雑菌の温床になるのは必須でしょう」(週刊誌記者)
SNS映えを意識した斜め上の再利用法の紹介に多くの視聴者がげんなりしてしまったようだ。