2月20日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)は、犬の鳴き声による近隣トラブルについて報道。MCの谷原章介(50)の軽率な発言に「想像力が無い」「寛容さとかの問題じゃない」との批判の声が集まっている。
この日番組では宮崎県都城市で発生した近隣トラブルの一部始終を紹介。被害を受けたのは自宅の庭で犬を飼っている男性で、被害者が撮影した映像には突然敷地内に入ってきた年配の男性が、物干し竿の一部を撮影者に投げつけたりコンクリートブロックを犬めがけて投げたりする様子が映っていた。暴行を加えてきた加害者男性とは普段付き合いがほとんどなかったという。
一方、番組の取材に応じた加害者男性は70代の近隣住民で「何年も犬が夜中に鳴く。迷惑だからうるさい」「夜うるさくて寝れなられない」と話し、犬の鳴き声が原因で夜に眠れず、昼間にお酒を飲んで寝る癖がついたとコメント。さらに自宅庭に近辺の猫によるフン害もあったことで、総合的にイライラが募っていたところに犬に吠えられカッとなって暴行に及んだという。
加害者男性はすでに警察署で調書を受け罰金を支払い「バカなことをした」と反省の弁を述べており、番組側が“鳴き声問題”について被害者側に伝えたところ、被害者男性も「犬は吠えますので近所迷惑はかけてるとは思います」とコメント。そのうえで、「なるべく夜吠えないように対策は進めていきたい」と今後のトラブルを避けるためにも対策を立てると語っていた。
こうした近隣トラブルについてスタジオの谷原は「話し合いは一番大事だと思うんですけど、犬の鳴き声が原因でここまで発展するってちょっと理解できないです」とコメント。最後は「(犬を飼う側が)迷惑をかけないことも大事ですが、(周囲は)寛容さも持ちたいなと思います」と締めくくった。
しかし、住宅街で夜中に犬が吠えても、周囲の住民は寛容さを持つだべきという谷原の意見に視聴者からは「的外れやな谷原よその犬ずっと隣で吠えてたら寝られんぞ?」「隣人が、夜はうるさくて眠れない、昼は犬が吠えて寝られないって騒音問題じゃん。殺人にまでよく発展してる騒音問題を些細な事とか言ったらダメでしょ。被害者と加害者に分けてるけどこれどっちも加害者じゃん」「暴行はダメだけど隣人も騒音被害者だよね。暴行はダメだけど隣人も被害者だよね。一番の被害者は犬だわ」「谷原氏さあ…騒音に悩まされて心身壊した身からしたら『寛容さを持って』なんて言われたらその場で助走つけてブン殴るわ」「騒音トラブルを軽くみてる人はそれが毎日だとどうなるかっていう想像力が無いんだよ」「谷原章介さん、犬の鳴き声くらいで理解できないって言ってるけど。騒音は気が狂います。寛容さとかの問題じゃない睡眠が遮られてるなら尚更」など、反論の声が続出している。
「番組では近隣トラブルの80%は“騒音”が原因と紹介していましたが、その中には人の話し声や生活音、ピアノの音など様々なものが含まれ、もちろんペットの鳴き声も含まれます。最悪の場合、近所の騒音トラブルが原因で殺人事件に発展するケースもあるほど騒音問題は深刻。怒りに任せて暴行するのは絶対にあってはならいですが、被害に合っている人にとって騒音は決して“些細なこと”ではありません」(週刊誌記者)
昨年10月に同番組で住宅街を流れる広瀬川の騒音被害を特集した際も、「なぜ2年間放置されているんですかね?」「音自体を聞くと、すぐ気づきそうな音だと思いますけどね」と、まるで被害者側の住民に問題があると言いたげだった谷原氏。被害を実感できないのか、騒音トラブルに対してやたらと無責任な発言を多いのは気のせいではないだろう。