途上国の「女性と女子」の自立支援活動を行う公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパン(理事長:目賀田周一郎 事務局:東京都豊島区)は、国際連合が定めた「国際女性デー」である3月8日から5月31日までの約3か月にわたり、歩く国際協力「Walk in Her Shoes 2023」を開催する。

英語で「in one’s shoes(その人の靴を履く)」とは、その人の立場になるという意味。「Walk in Her Shoes」は、歩くことが社会貢献につながる「チャリティウォーク」で、途上国の女性や女子たちが水汲みや薪運びのために毎日歩く8,000~10,000歩(約6キロ)の距離を実際に歩いて体感しながら、途上国の人たちが直面する現実と課題を考えようというキャンペーン。

参加方法は、参加費を支払い登録し、期間中に、好きな時間に好きな場所で歩き、歩数をウェブサイトやアプリから報告したり、写真をSNSからシェアしたりするだけのシンプルなもの。原則インターネットにアクセスできれば、国内だけではなく海外からも参加できる。また、参加費は寄付金として、当財団が行っている女性と女子の自立支援活動に役立てられる。

昨年2022度は、国内のみならず海外からも含め、総勢4,000名超の参加を得た。今年で12回目となる本キャンペーンは、参加者の皆さまとともに、「15億歩*」を目指す。

■およそ地球26周分の距離

さらに、本キャンペーンに参加し歩数を報告すると「500歩につき1円」が特別協賛企業から寄付されるほか、3月には東京都内にてウォークイベントも開催し、キャンペーンをさらに盛り上げる場を作っていくとしている。

【参加方法】
■キャンペーン期間: 2023年3月8日(水)~同年5月31日(水)

■参加費:3,500円 (大学生以下の学生は1,500円)

■お申込み: キャンペーン特設サイトまたは郵便振込

■特別協賛: 日産自動車株式会社、愛知機械工業株式会社、株式会社日産フィナンシャルサービス、花王株式会社、花王ハートポケット倶楽部、カラマンス・セジャトラ社、デロイト トーマツ グループ、富士ソフト株式会社、株式会社ワールディング

■協  賛: 株式会社エトウ、株式会社スマート・アイ、三菱商事株式会社、三菱電機システムサービス株式会社、メタネックス・ジャパン株式会社

■協  力: ALLIE、伊藤忠商事株式会社、株式会社えがおホールディングス、大塚製薬株式会社、ギャップジャパン株式会社、株式会社ナビタイムジャパン、ミマスクリーンケア株式会社、ミモザガーデン自由ヶ丘

■後  援: 株式会社えがおホールディングス、公益社団法人ガールスカウト日本連盟、外務省、ギャップジャパン株式会社、女性社長.net、東京都、一般社団法人日本ウオーキング協会、HONEY、UN Women(国連女性機関)日本事務所、一般財団法人ユナイテッド・スポーツ・ファウンデーション、横浜マリノス株式会社、ライブラン株式会社

■ウォーキング・パートナー:アリックスパートナーズ・アジア・エルエルシー、株式会社エトウ、ギャップジャパン株式会社、弁護士法人 兼六法律事務所、株式会社スマート・アイ、株式会社セールスフォース・ジャパン、株式会社ソニックガーデン、中外製薬労働組合、デロイト トーマツ グループ、日産自動車株式会社、愛知機械工業株式会社、株式会社日産フィナンシャルサービス、日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社、株式会社パデコ、富士ソフト株式会社、株式会社フジタ、三菱電機システムサービス株式会社、森乳スマイル倶楽部、ユーロモニターインターナショナル、リコー社会貢献クラブ・FreeWill、株式会社ワールディング

■学生パートナー:I.S.A(日本国際学生協会)、学生団体Infinite Connection、学生医療支援NGO GRAPHIS、学生国際協力団体SIVIO 東海支部(50音順)

【歩く写真を送る】

ハッシュタグ「#歩く国際協力」をつけて、InstagramなどのSNSで発信・拡散すると、写真1枚につき100円が協賛企業から寄付される。

【ウォークイベントに参加する】

以下のイベントを開催する

・3月26日(日):「世界の水問題・ジェンダー課題に向き合う!「世界水の日」さくらチャリティウォーク 」

・3月8日(水)〜3⽉22⽇(水):「【九州限定企画】歩く国際協力Walk in Her Shoes 2023 in 九州」

■詳細情報・お申込みは、以下のウェブサイトから確認できる。

https://www.careintjp.org/walk_in_her_shoes/index.html

【参考情報】

途上国の女性にまつわる「課題」

世界では、4人に1人、およそ20億人*もの人々が、安全に管理された飲み水にアクセスできていない。中でも特に深刻なサハラ以南のアフリカでは1人1日あたりの水使用量は、わずか平均30リットル未満とされている。特に女性や女子は、より大変な状況におかれている。毎日、家族が必要な食糧や水、そして蒔を調達するために歩いている。アフリカにおいて、その時間は1日平均3時間以上ともいわれている。このため、子どもたちは学校に行けず、また女性たちは例えば家計を助けるために働くことができない。このことが更なる貧困の淵へと家族を追いやり、貧困を慢性化させている。

*出典:UNICEF/WHO「Progress on household drinking water and sanitation and hygiene 2000 ‒ 2020

■「国際女性デー(International Women’s Day)」について

1904年3月8日のアメリカのニューヨークで婦人参政権を求めたデモが起源となり、1975年の国際婦人年において、国連が3月8日を「国際女性デー(International Women's Day)」と制定。国や民族、言語、文化、経済、政治の壁に関係なく、女性がこれまで達成してきた成果を認識するとともに、女性たちの権利やジェンダー平等を広く呼びかけていく日として、毎年、世界中で記念行事が行われている。

■国際協力NGO「CARE」について

CAREは、1945年から100か国以上で人道支援活動を実施してきた世界最大級の国際協力NGO。現在、9,300人の高度な専門性をもつスタッフが、100か国以上において年間1千万人に対し、自立のための支援を行っている。戦後ヨーロッパの被災者へ「CAREパッケージ(ケア物資)」を送ることから始まった貧困の根絶に向けた活動は、国連や各国政府の高い評価を得ている。

■公益財団法人ケア・インターナショナル ジャパンについて

世界100か国以上で活動する国際協力NGO「CARE」の一員。第二次大戦後、米国市民が欧州の親戚らに緊急物資の詰まった「CAREパッケージ(ケア物資)」を届けたことが団体発足のきっかけ。ケア物資は、日本にも届き、1,000万人の日本人が支援を受けた。その支援を受けた人々が次は世界に恩返しをと、1987年5月、現在のケア・インターナショナル ジャパンを設立。災害時の緊急・復興支援や「女性や女子」の自立支援を通して貧困のない社会を目指している。昨年度、創立35周年を迎えた。

■昨年度「Walk in Her Shoes 2022」実績報告

2022年、11年目となった「Walk in Her Shoes 2022」。2022年3月8日から5月31日までの約3か月間、国内各地に留まらず海外からの参加も得て、総勢4,021名の参加者とともに歩んだ。2022年の総歩数は目標の7億歩を大幅に超え、1,455,683,178歩であった。

■参加者の声■

・歩くことで少しでもお役に立てることが嬉しかったです。もっとたくさんの人にキャンペーン活動を知ってもらえるといいなと思います。

・地方在住でもこのようなキャンペーンに参加できる仕組みはすばらしいです。

・歩くだけで国際協力ができると聞いた時、わたしにも出来る‼ととても嬉しく思いました。また参加したいです。