3月7日放送の『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)では、放送法をめぐる内部文書について総務相が「行政文書」と認めたと報道。一方で、政治ジャーナリスト・田崎史郎氏(72)は「行政文書としては本物だが、中身はいい加減」だと内容に疑問を呈し、視聴者から「自民党擁護」と反論の声があがっている。
発端は今月3日、立憲民主党が入手した“総務省の内部文書”とされる文書の存在。2014年~15年の安倍政権下で、放送法の政治的公平性について官邸側と総務省側のやりとりが記されているという。また、当時の総務大臣だった高市早苗経済安全保障担当相(62)が当時の安倍晋三元首相(享年67)と電話でやりとりした内容も記載されていると指摘されると、高市氏は「全く捏造の文章」だと否定。捏造でなければ議員辞職の考えも示した。
そして7日、総務省が行政文書であると認めたことを受け、高市氏は自身が関わる部分に関しては「内容が不正確であるということについて確信を持っております」とコメントし、改めて辞職も否定した。
今回の内部文書について、コメンテーターとして出演した田崎氏は「文書そのものは存在します。本物です。しかしながら中身がかなりいい加減な内容」だと解説し、当時の磯崎陽輔元参院議員(65)をはじめ政治家から聞き取った内容を総務省の官僚が聞き取って文書にしたものと説明。
その際、正確に聞き取っているかどうかは不明で「どこかで(文書を作った)官僚の思いとか、個人的なことが入っている、あるいはことばを作ってしまっている可能性はある」と持論を展開し、田崎氏は「だから文書としては本物だけど、中身はいいかげんだというのが政府のスタンス」だと語った。
これに視聴者は「何言ってる?職員が聞き取った内容が正確では無い?議員に確認した訳では無い? 行政文書だよね」「行政文書は日本の歴史の足跡。スシローは日本の根底を覆すような事言うな」「国民の大多数は高市さんの言ってることに無理があると知ってるんだけど……」「スシロー必至だな。そんな事言ったら何も信用できなくなるよ。官僚を軽視し過ぎ」「火のない所に煙は立たたんやろ。またごまかし、嘘つき、もみけしの自民党だなー」「いつも酷いけど、今日はいつもにもまして『自民党擁護』が酷すぎるわ」と反論の声が集まっている。
「司会の宮根誠司も『行政文書と聞くと我々は相当きっちりしたものだなと思うんですけど。ピンからキリまでいったらあれですけど、いろいろあるんですね』と呆れ。仮に田崎氏の説明が正しかったとしても、何のために“中身がいい加減な行政文書”を作るのか?という話になってきますから、どのみち苦しい言い訳にしか聞こえません」(政治記者)
文書に記された内容と高市氏の記憶、果たしてどちらが正しいのだろうか。