4月10日放送の『しゃべくり007』(日本テレビ系)2時間SPに、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本を優勝に導いた栗山英樹監督(61)が出演。WBC裏話を語ったが、その中で初の日系代表となったラーズ・ヌートバー選手(25)の秘話が明らかになり、反響が集まっている。

代表メンバーの中では、ミドルネームの「タツジ」から取った「たっちゃん」の愛称が記されたTシャツが作られ、その活躍とムードメーカーぶりで日本のファンにも愛されたヌートバー。

番組で栗山監督は、アメリカから招集する候補の選手が6人ほどいたことを告白。そこで、自身も親交のある大谷翔平選手(28)の専属通訳でもある水原一平氏(38)を通じて「呼んだら日本に来てくれるのか」と聞いたところ、打診した全員から「来る」という返事が返ってきたという。その中で大谷選手とも「誰が一番機能するのか」といった話をしながら決めていったとのことだった。

また、実際に選出されたヌートバー選手については、「人柄の良さっていうのは絶対日本には馴染むし、初めて会ったとき、絶対日本の方が好きになってくれる笑顔、人の良さっていうのが(あった)」という印象を受けたとのこと。

初対面はオンラインだったというが、栗山監督は「僕と初めてオンラインで喋るとき、ジャパンの帽子被ってるんですよ!」と告白。ヌートバー選手が小学生のころに日米親善高校野球大会でアメリカを訪れた際のボールボーイをしていた経験から、もらったジャパンの帽子を被っていたという。これにはスタジオからも「可愛い!」の声。栗山監督は「こんなにいい子いるんだと思って」と感嘆したことを明かしていた。

このエピソードに視聴者からは「たまらんのやけど!」「子どものころもらったJAPANのキャップ被って応対するヌートバー、想像するだけで可愛すぎだろ」「ヌートバー選手のエピソードめちゃくちゃ素敵」といった反響が集まっていた。

WBCの前哨戦が始まる前までは、日系の代表選手に対し野球ファンからは少なからず“拒絶反応”の声が上がったが、栗山監督だけは当初より「彼と話したら、もう100%全員が好きになる」と断言。実際にその通りとなり日本にヌートバーフィーバーが巻き起こったが、この栗山監督の確信は、この初対面時に得られたものだったようだ。