『マツコの知らない世界』(TBS系)で2日、「沖縄そばの世界」を特集したが一部の視聴者から違和感の声が噴出している。

この日のプレゼンターは元県庁職員で、300杯以上の沖縄そばを食べ歩いたという山城晋平さん。いまラーメン店が続々と沖縄に参入しているといい、生き残りをかけて沖縄そばも進化しているとのこと。沖縄そばといえば、具材に三枚肉などが入っているのが特徴。MCのマツコ・デラックス(50)は肉が苦手だが、「沖縄そば本体は大好き。おそばとお出汁自体は」と明かしていた。

しかし、この日紹介された沖縄そばは、「超進化系沖縄そば」。基本の沖縄そばはかつお出汁と豚骨出汁をミックスしているものがベースになっているが、まず紹介されたのは「担々そば」と「チーズ入り」。マツコも「想像もできないんだけど」「(昔なら)怒られたわ!そんなことしたら」と困惑していた。

しかし、沖縄そばの進化はそれに留まらず、カツオ出汁や豚骨出汁を使わない「鶏そば」や、貝柱などの出汁と豚骨白湯をミックスさせた「貝出汁沖縄そば」を紹介。さらには納豆と山芋を混ぜて、めんつゆをかけて食べる冷製沖縄そばなども取り上げており、マツコは「これは沖縄そばなの?」と始終戸惑い気味だった。

こうした現在の“沖縄そば”の現状に視聴者からも「もはやうどんだよねこれ」「間違ってる。こんなのうどんでも良いだろ」「変わり種ラーメンでは?」というツッコミが集まっていた。

沖縄そばと他の麺類の違いは、麺にかんすいを使いながらも中華麺とは異なる製法や、具材に三枚肉や軟骨(ソーキ)が入っている点があげられる。そして最大の特徴はやはりかつお出汁と豚骨出汁がブレンドされたスープだろう。しかし、番組で紹介されたのはそれらの特徴がまったくない沖縄そばばかりで、そのうえラーメンやうどんとの違いも明確に説明されないまま。マツコの反応と同様に多くの視聴者も違和感を抱いたようだった。