5月21日の『サンデーLIVE!!』にMCを務める東山紀之(56)が出演し、所属するジャニーズ事務所のジャニー喜多川前社長(享年87)の性加害問題について初めて言及した。

番組冒頭から30分ほど経った午前6時20分頃にこの話題を取り上げた東山は「ここで少し、お時間をいただきます」と切り出すと、藤島ジュリー景子社長(56)が14日に公式見解の動画を公開したことについて「この件に関しましては、最年長である私が最初に口を開くべきだと思い、後輩たちには極力待ってもらいました。彼らの心遣いに感謝します」と口を開いた。

さらに「今回の喜多川氏に対する元Jr.たちの勇気ある告白は、真摯に受け止めねばなりません。実際に被害を訴えられていることは切実で残念でなりません。未成年に与えた心の傷、人生への影響は計り知れません」と続けた。

また、この問題については「我々もどのような未来を迎えるべきなのか、現在在籍しているタレントはどうすべきなのか、告発された皆さんにどう対処すべきなのか」と迷えるスタンスを明かしながら「そもそもジャニーズという名前を存続させるべきなのかを含め、外部の方と共に全てを新しくし、透明性をもってこの問題に取り組んでいかなければならない」と事態を深刻に受け止めている様子だった。

東山は最後に「心を痛めた全ての方々、本当に申し訳ありませんでした。今後は今いる皆と共に安心して応援していただけるよう、一丸となって全力を尽くして参ります。日曜の朝にこのような話をしてしまい、重ね重ねおわび申し上げます。しっかり道しるべを作って、これを第一歩としていきます」と頭を下げて謝罪した。

一方、ジャニー喜多川前社長から性被害を受けたと告発した元所属タレントで歌手のカウアン・オカモトさん(26)は17日、自身のツイッターにて「誰かがこの件で僕も含めて命を断つようなことがあるのが一番怖くなりました。僕はもう自分に嘘つきたくないし誰かを憎みたくない。感謝も消えない。被害者の方々やまだジャニーズ事務所に所属されているタレント、人間の心のケアを優先してあげてください。その為には1人1人の心のより所を作りながらどうか慎重に動いてください。」と自身の考えを明かしつつ、「どうかその心を無視して強行突破しないでください。すみませんパニック障害が再発してしまったのでしばらく休みます。」と、パニック障害の再発による休養を発表した。

現在はカウアンさん以外にも実名による告発者が続々と現れており、真相究明とともに告発者へのケアも重要課題となっている。ジャニーズ事務所がこの問題にどのように対処していくのか世間の注目が集まっている。