ビッグモーターが、修理を依頼された車を故意に傷つけるなどして不正に保険金を請求していたこの問題で、7月25日、『ビッグモーター』の兼重宏行社長（71）が謝罪会見を行った。同日放送の『情報ライブ ミヤネ屋』では会見でのコメントを一部抜粋して伝え、MCの宮根誠司が「ピントずれてる」と呆れる場面があった。

不正請求について、兼重社長は「板金塗装部門が単独で行ったもので、他の経営陣は知らなかった」としており、「組織的ではない。個々の工場長が指示してやった」「私も損害保険会社も知らなかった」などと釈明し、故意に車を傷つけて不正請求を行っていたことについては、「お客様の車を傷つけるなんてありえない」と弁明したが、MCの宮根誠司（60）は「そりゃそうでしょ。みなさん、（車を）直しに行ってるんだから」と苦笑。

　さらに、兼重社長の「ゴルフボールを振り回し、損傷範囲を広げて水増し請求をする。これは許せない。ゴルフを愛する人への冒涜です」と語ったことについても、宮根は「これもピントずれてますよね。そこじゃないでしょ」と呆れかえっていた。

また、不合理なノルマ設定を「知らない」としたことにも、宮根「上場してないですよね、この会社。と言うことは、社長がオーナーで社長が全権もってるわけですよ。『知らない』って言われてもね」と首をひねっていた。

ネット上でビックモーターの会見に批判の声が集まっているが、一部のネットユーザーからはメディアの扱い方に「軒並み札幌の殺人事件特集してるけどビッグモーターの方が社会問題でしょ。 CMしてるから忖度かな？」「まだ動機も認否も明らかでないすすきのの事件を扱うより、全国的に被害者の多いビックモーターの件を扱うべきだと糞マスゴミに提案したい。ビッグモーターの件は損保が芋ズル式に釣り上げられるかもしれない案件なのでビビっているのだろうが」「ビッグモーターにはなるべく触れずに札幌の事件で時間潰す気満々のテレビさん」批判が集まっている。

「会見は午前11時から行われましたが、同番組では冒頭から1時間20分以上にわたり北海道・すすきのの“頭部切断事件”を特集し、ビッグモーターの会見に触れたのはわずか10分程度。実は、ほかのワイドショーでもビッグモーターについては深く掘り下げておらず、何らかの圧力があるのではと勘繰る人もいるようです」（週刊誌記者）
ありえない会社の実態が次々と明らかになったビッグモーター。果たして、兼重宏行社長が辞任するだけで終わるような問題だろうか。

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