9月11日、『ZIP!』(日本テレビ系)で月曜パーソナリティを務める風間俊介(40)が、故・ジャニー喜多川氏(享年87)の性加害問題について会見を行った事務所の対応について心境を語った。
この日は、ジャニーズ事務所がジャニー氏の性加害問題を認める会見を行ったことを受け、所属タレントの反応や当事者の会メンバーのコメントなどを紹介。
これを受け、風間は「事務所はまず、被害者の方を第一に考えて行動するべき。当たり前のことなんですが」と神妙な表情で口を開くと、「事務所がこの先、“変わっていった”、“新たに生まれ変わったと皆さんに認めていただきたい”、“認めていただくべく動く”っていうのはその先にあるものであって、被害に遭われた方々を第一に、周りの方々が『お前らは変わっていない、まだ変われていない』と言われたとしても、被害者の方を第一に考えるべきと私は考えてます」と、事務所内の改革より被害者救済を優先すべきだと主張。
さらに「その上で少し懸念していることがある」と切り出すと、言葉を選びながら「性加害問題は本来、被害者のプライバシー。そして他者の関心が注がれている中で、本当に正しい話し合いができるのかどうか、そこを心配している」と指摘。「事務所は新たに変わったんだ、という姿を見せることよりも前に、静かに冷静に、被害者の方々に向き合う必要がある」と語った。
そして、「今、被害があって訴えられていない人たち」の心情もおもんばかり、「この人たちが話しやすかったり、話そうと思えたりする体制を、早くうちの事務所は整えるべきだと私自身は考えております」と語った。
この放送にネット上からは「今のところ、被害者へ寄り添った発言を少しだけでもしているのが、所属タレントでは風間くんだけ」「とても冷静に言葉を選んで被害に向き合えと言うメッセージだった」「ほんとそう!!風間君よくいった!!まだ言えない、相談できない被害者たくさんいるよ!!特に現役のタレントなんて、被害者の会を頼りにできるはずないんだから」との声が集まっている。
一方で、「全然いつもの風間くんじゃなかったなぁ。顔色や唇……心配になるよ」「今朝のZIPの風間くん、途中で顔色真っ白だったなぁ……倒れそうで心配になったんだけど大丈夫かな?」「風間くん顔色悪すぎる 心配になるレベル」と風間の体調を心配する人も。
情報番組に出演するジャニーズタレントも多いだけに、表に出てこの件に向き合わなければならないタレントたちの心労はかなりのものだろう。被害者救済はもちろんのこと、まだ声をあげていない被害者への補償や現役タレントへのケアなど、ジャニーズ事務所の抱える問題はまだ山積みのようだ。