高級時計などを扱うブランド専門店「陽吉」を運営する株式会社陽吉グループが、初の実店舗「陽吉Store 銀座店」を2月27日(木)に東京・銀座にオープン。同日、メディア向けに記者会見と内覧会も開催した。
陽吉グループはインスタグラムなどのSNSを活用して、直接消費者から高級時計やブランド品を買い取るスタイルで、事業開始から3年で年商900億円目前を達成したという。
記者会見に登壇した代表取締役社長の吉山亨氏は、SNSを駆使することで買取金額や販売金額などの情報をオープンにして、これまでの業界の商習慣を透明化したと強調。高級時計の市場に関しては、富裕層以外にも高級時計に憧れて購入する若年層などもユーザーとして加わり、市場が拡大していると語った。
この日、メディアに公開された「陽吉Store 銀座店」の店内の壁一面には、ロレックス、パテックフィリップ、オーデマピゲなどの時計が多数ディスプレイされていた。
フロア中央の円形ケース内には、「陽吉Store 銀座店」の目玉商品とも言える超高額の時計を展示。ケースの中央に置かれた「パーネル レディーメイドコラボ」は2.2億円超えで、世界の市場で5本しか流通していないという非常に貴重な逸品。ケース内の時計の価格を合計すると約10億円で、「陽吉Store 銀座店」全体では合計約40億円相当の高級時計を取り揃えている。
実店舗を銀座にオープンさせたことに関しては、「一等地である銀座に店を出すことは我々の夢でした。高級時計というロマンを扱う以上、我々も自分たちのロマンを追求したかった」(吉山氏)という。吉山氏は今回の「陽吉Store 銀座店」に始まって2030年までに全国·世界で15店舗を展開させてシェアを拡大して売り上げは2000億円を目指すという計画も明らかにした。