岐阜県の東濃地方で作られている焼き物「美濃焼」の歴史は古く、今から1400年以上前まで遡ります。歴史と伝統に支えながら現在の生活にも溶け込んでいる美濃焼は、たくさんの種類があることが特徴です。「志野・織部・黄瀬戸」など15種類が国の伝統的工芸品として指定されています。

東濃地方、瑞浪市(みずなみし)にあるマスターズクラフトは、創業1960年8月、設立1991年、開窯2006年の窯元です(創業時:五嶋陶器)。社内工房として2006年にスタートした「イホシロ窯」は、現在は40数名の職人さんが手作業でひとつひとつ丁寧に箸置きを制作しています。瑞浪の創作箸置きは、令和5年(2023)2月8日に岐阜県郷土工芸品に指定されました。

土・形・釉薬・焼成・下絵・上絵、無限の組み合わせの中からインスピレーションを得て制作するという創作箸置き。デザインは、和菓子、植物、食品、動物、パン、道具など、500種類にも及ぶというから驚きです。

そのままの土の風合いを生かしたものもあれば、釉薬をぬって細部まで表現したものもあります。カヌレやプリン、ガレットデロア、ベーグル、若鮎など、本物と見まごう色や質感の箸置きは本当にかわいらしく、集めたくなってしまうほど。

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