2018年もさまざまな経済事件が噴出した。世界的な規模では、やはり米中貿易戦争だろう。米国の貿易赤字は、中国や日本などの「不公正な」輸出力のせいだ、というのが歴代の米国政権のロジックで、今回の米中貿易戦争もその一環かと思われた。だが、最近ではファーウェイの副会長の逮捕をとっても、単なる貿易戦争ではなく、両国の安全保障あるいは国家の覇権そのものにかかわる政治的な問題であることが明らかになっている。その…
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2018年の経済を振り返る!明確になった対立軸、”緊縮主義”と”反緊縮主義”との闘い