ナセル病院の新生児集中治療室。命を守る治療のために電力が不可欠だ=2024年12月29日 ©Nour Alsaqqa/MSF
パレスチナ・ガザ地区の中南部に位置するナセル病院、アル・アクサ病院、ヨーロッパ・ガザ病院が深刻な燃料不足により閉鎖の危機に瀕している。これらの病院では新生児を含む数百人の患者が治療を受けており、救命には燃料による発電が不可欠となっている。
国境なき医師団(MSF)はナセル病院とアル・アクサ病院に燃料を供給したが、36~48時間ほどの電力をまかなうことしかできない。MSFは、全ての紛争当事者に対し、医療施設…