サードウェーブコーヒーの代表格として知られる、アメリカ・カリフォルニア生まれの「ブルーボトルコーヒー」。
2015年、東京・清澄白河に日本一号店をオープンして瞬く間に人気を博して以来、青山や三軒茶屋、六本木などに出店。東京で7店舗を展開するまでになりました。
そして2018年3月23日、京都・南禅寺エリアに記念すべき関西一号店「ブルーボトルコーヒー 京都カフェ」を開店したのです。
抹茶など日本茶のイメージが強いながら、京都はコーヒーの消費量が日本でもトップクラスのコーヒー激戦区。そんな京都のカフェ市場に打って出たブルーボトルコーヒーの店舗とは、いったいどのようなものなのでしょうか。
臨済宗大本山、創建1291年の南禅寺の参道脇にたたずむレトロな建物。ここが、ブルーボトルコーヒー 京都カフェです。
寺社仏閣が建ち並び、古都の情緒が薫り立つ京都にふさわしく、築100年を超える2層構造の伝統的な京町家をリノベーションしたこだわりの和モダン建築。
江戸時代中期の建築様式と京町家の特性を生かしつつも、ブルーボトルコーヒーならではの開放感あふれる洗練された空間に仕上がっています。
ブルーボトルコーヒーの存在を知らず、たまたま通りかかっただけであってもつい入りたくなってしまう、古いのに新しい、不思議な引力をもつお店です。
古い町家を店舗として活用した背景には、「伝統を守りながらも、新しいもの・ことへの探求心も大切にする京都のように、ブルーボトルコーヒーも基本を守りつつ更なる進化を遂げていきたい」というCEOブライアン氏の思いがあったのだとか。
ブルーボトルコーヒー 京都カフェは、「コーヒーの楽しさをもっと身近に」をコンセプトに、カフェスペース、ショップスペース、カッピングスペース、中庭の4つに分かれたゆったりとした空間。
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