リトアニアの治安はほかのヨーロッパ諸国と比べて決して悪くはありません。貴重品の管理に注意する、夜遅くにむやみに出歩かないといった当たり前のことに気を付けていれば、犯罪被害に遭う可能性は低いといえるでしょう。

ただし、ヴィリニュスの鉄道駅周辺やバスターミナル周辺はあまり治安が良くないとされているので、油断は禁物です。

・世界遺産の首都ヴィリニュス

リトアニアの首都ヴィリニュスは、バルト三国の首都としては唯一内陸に築かれた町。1323年、ゲディミナス大公の時代にリトアニア大公国の首都となり、東西交易の中継地として発展しました。

今なお中世の面影を残す旧市街は、まるごと世界遺産。パステルカラーの建物が並び、柔和なシルエットのカトリック教会が点在する町には、のんびりとした牧歌的な空気が流れています。

「ヴィリニュス観光=教会めぐり」といっても過言ではないくらい、ヴィリニュスは教会の多い町。ヴィリニュスのシンボルである大聖堂や、ナポレオンも賞賛した聖アンナ(オノス)教会、「視覚的音楽」と称される聖ヨハネ(ヨノ)教会は必見です。

ヴィリニュスにある「もうひとつの国」、ウジュピス共和国や近郊のトゥラカイ城にもぜひ足を延ばしてみてください。

・十字架の丘

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