「はやい・うまい・やすい」が代名詞の有名牛丼チェーン店、吉野家。

その知名度たるや、日本人で牛丼の吉野家という名前を知らない人間はいない、と言っても過言でないほどだ。

そんな日本の牛丼の有名チェーン・吉野家は、現在国内に1200店舗ほどを全国展開をしているのだが、日本国内で唯一、吉野家のタコライスを味わう事ができるエリアをご存知だろうか?

それが今回ご紹介する沖縄の吉野家だ。

・沖縄に吉野家ができたのは今から約20年前
吉野家の歴史は古く、明治時代にまでさかのぼる。明治32年(1899年)、東京の日本橋にあった魚河岸に、牛丼店を開業したのが吉野家のはじまり。

残念ながら日本橋の魚河岸につくられた店舗は現在は存在しておらず、現存する最古の店舗としては1959年に開店した築地1号店が存在している。

そんな吉野家が沖縄に株式会社沖縄吉野家を設立したのが1997年。

この年は、日本の消費税率は5%に引き上げられ、山一證券が破綻するなど経済的な大きな出来事が発生した年。また、サッカー日本代表が初のW杯出場を決め、トヨタのプリウスが大ヒットとなるなど、新しい日本の時代も感じられるタイミングであった。

・沖縄でしか楽しめない吉野家のメニュー「タコライス」
そんな沖縄吉野家でしか楽しめないのが今回ご紹介するタコライスだ。

沖縄にはおいしいソウルフードがたくさん存在しているのだが、その1つがタコライス。様々な飲食店で提供されており、さらには日常の生活の中でも食べられているタコライスは、沖縄で味わいたいメニューの1つ。

そんな人気の沖縄の美味しいメニューは、2004年から吉野家でも沖縄限定で提供されている。

まず、沖縄の店舗が他の吉野家と異なるのが、お箸の入れ物。

沖縄の吉野家ではタコライスが存在しているためか、お箸の入れ物の中にスプーンが入るように設計されている。

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