イタリアを代表する経済都市で、ファッションとデザインの街として名高いミラノ。
ミラノ・コレクションに代表される前衛と、世界遺産のドゥオモに象徴される歴史が共存する都市だけあって、カフェだって伝統とモダンが融合した名店が揃っています。
ミラノで一度は立ち寄ってみたいカフェのひとつが、1824年創業の老舗パティスリー&カフェ「パスティッチェリア・マルケージ」。
ミラノ最古のパティスリーのひとつで、昔ながらの味を守ったイタリアの伝統的なお菓子やチョコレートなどを作り続けているお店です。
メトロのコルドゥシオ駅から徒歩10分、サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局から徒歩3分ほどのところにある本店は、創業当時から外観も内装もほぼ変わっていないとか。
今回ご紹介するのはミラノを代表する観光地、「ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア(通称ガッレリア)」にあるマルケージの3号店。
マルケージがプラダ傘下に加わったこともあり、ガッレリア内のプラダ・メンズストアの2階に2016年にオープンしました。
ガッレリアは、ミラノを訪れる旅行者のほとんどが足を運ぶドゥオモ(大聖堂)からも目と鼻の先。観光の合間にも立ち寄りやすい便利な立地です。
「PRADA」のロゴの下にお菓子が並んでいるのはちょっと不思議な光景ですが、マルケージの繊細で華やかなスイーツは、高級バッグにも引けをとらない美しさ。
マルケージへはプラダの店内からも行くことができますが、カフェ専用の入口も設けられています。
次ページ