自民党の杉田水脈衆議院議員(51)のツイートが話題になっている。
事の発端は、立憲民主党の尾辻かな子衆議院議員(43)が18日に投稿した、杉田議員のLGBT支援に対する持論への批判。尾辻は杉田議員が寄稿した雑誌『新潮45』を掲載し、「LGBTのカップルは生産性がないので税金を投入することの是非があると」と杉田議員の考えを紹介。「LGBTも納税者であることは指摘しておきたい。当たり前のことだが、すべての人は生きていること、その事自体に価値がある」と厳しく指摘していた。
これに杉田議員が反応。「尾辻先生、税金を投入する=福祉を活用する人=社会的弱者です」と反論しつつ、「LGBTにも福祉サービスを受ける権利は当然のようにあることから、LGBTの方々は社会的弱者ですか?」と問いかけ。LGBTについて「日本の中で何ら差別されていないし、日本の中で何ら差別されていない」として、「LGBTの方々だけに特別に税金を注ぎ込むような施策は必要ですか?」とLGBTを過剰に特別視する考えについて疑問を呈していた。
尾辻先生、税金を投入する=福祉を活用する人=社会的弱者です。LGBTの方々は社会的弱者ですか?LGBTの方々でも、障害者の方は障害者福祉を低所得者の方は低所得者福祉を高齢者の方は高齢者福祉を受けられます。年金も生活保護も受けられます。当たり前のことです(続く)
— 杉田水脈(@miosugita) 2018年7月18日
この一連のツイートに有権者からは、「少子化の日本において、まず優先すべきは子育て支援の方なのかも知れませんね」「LGBTでも胸を張って生活できるような社会づくりをする必要はあるけど、特別視したり変に手厚くする事がいいとは思いません」といった賛同の声や、「一般納税者と同じく偶者控除があったり、相続や生命保険の受取人、賃貸物件の入居に際して同性でも何ら区別のない状況を政治家に求めてはいけないんですか?」「LGBTにとって、まだまだ日本は当然の権利が確立されていない状態です。過剰な税金を注ぎ込むことは求めていません。ただ、LGBTも過ごしやすい社会を求めているだけです」「差別の正当化に『生産性がない』という理屈を持ち出すなら、子どもがいない夫婦も『生産性がない』からと貶めることが可能になってしまいますよ」という疑問を呈する声が集まっていた。