遠目に見てもその極彩色の神像たちは美しいが、近くで見るとより一層、細部まで作りこまれたヒンドゥー教の神々や戦士、動物などを楽しめるだろう。

入口で靴を脱ぎ中に入ると、前方に並んだ3つの祭壇が目に入る。左から順に、ガネシャ、カーリー、ムルガンを祀ったものだ。

この寺院の主神である、真ん中のカーリーの名は、サンスクリット語で黒を意味する。神話ではその肌の色は黒とされているが、神像などでは青色に塗られることが多い。

入り口付近を振り返れば、僧侶がダマルを叩き、シャハナーイという笛を吹きながら、インドらしい祭礼の音楽を奏でている。

鮮やかな服をまとった信者達が、果物や花を捧げ熱心に祈る姿も印象的だ。

ここ、リトルインディアは、その名の通り、インドの魅力がぎゅっと詰まった、小さなインドそのもの。シンガポールを旅行した際に立ち寄ってみるのはもちろんのこと、インドをもう少し手軽に感じてみたい人も、ぜひ一度訪れてみてほしい。

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