日本列島を襲った台風21号と、北海道で起きた地震。被害に遭われた皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。また、犠牲になられた方々のご冥福をお祈りすると共に、被災地の日常生活の復旧と1日も早い復興を強く願っております。

こんにちは!チバレイです。

平成の御代最後の秋が訪れます。ところが、ここにきて国家存亡の危機ともいえる天変地異が立て続けに起こっています。大阪北部地震での被害総額は1800億円との報告がなされています。台風21号では数兆円規模の被害だと予測されているようです。今回の北海道地震に至っては、熊本地震を上回る5兆円規模との被害予想がなされているようです。

国家としての面子も大切かも知れません。「あの」韓国でさえ平昌冬季五輪を(内容・評価は別にしても)やり遂げました。しかし我が国の天災による被害はとてつもなく甚大です。あやふやな五輪開催費用は最終的に3兆円まで膨れあがるのでは?と噂されているようです。速やかに2020年の東京五輪開催を返上し、国家を挙げての復興を優先させるべきではないでしょうか!

さて、8月の夏休みも終わろうとする28日の朝。皆さんごも存知の通り「連帯ユニオン関西生コン支部 武健一執行委員長逮捕」という衝撃のニュースがSNSを中心に瞬く間に広まりました。

準大手ゼネコンが進めていた倉庫建設工事をめぐる中、商社の男性支店長に対する恐喝容疑での逮捕です。因みに武建一は過去にも複数の逮捕歴があります。

「全日本建設運輸連帯労働組合 関西地区生コン支部」ずいぶんと長い名称ですが通称”連帯ユニオン”関西生コン支部(ここでは”連帯労組”とさせて頂きます)。通常では、各業種ごとに労組があるのですが、この労組は業種を問わず加入が可能です。つまりは広く労働問題に取り組む組合を謳っているのでしょう。

その執行委員長であり、セメント業界を50年もの長きに渡って牛耳ってきた「生コンの黒い帝王」…。その労働闘争とはかけ離れた過激で暴力的な活動と、これまでの反日活動は日に日にネット上で暴かれ、当然のことながら批判と共に広く国民の怒りを買っています。

ところで「生コン」について簡単ですが調べてみました。建設現場で使うコンクリートはセメントと骨材(砂利や砂)を混ぜたいわば人工の石です。現代においては必要不可欠な素材であり、用途に応じて様々な配合で対応が可能です。固まる前の「生のコンクリート」の品質を安定して供給することは大切なことで、それを受け持つのが生コン会社なのです。そしてそこに砂利・砂・運搬とあらゆる業種が複合的に関わり、セメント業界を構成しているのです。この辺りに利権が絡んてくるのは何となく理解できますね。

今回のコラムを書くにあたり「連帯ユニオン関西生コン支部糾弾活動」を展開してきた方から、色々とお話を伺うことができました。現在、主犯とされる武健一容疑者が逮捕/取調べがなされている最中であること、和歌山・滋賀・奈良・京都・大阪の各警察が其々の容疑で捜査を行っていることから、公表できないことがあまりにも多く、通り一辺倒な内容になりますことをお許しくださいませ。

次ページ:■「チバレイレポート」生コン界の”黒い帝王”武健一とは何者か?