■「チバレイレポート」生コン界の”黒い帝王”武健一とは何者か?

【1 武健一と日本共産党・社会党の関係】

生コン会社のミキサー車の運転手だった武健一は、やがて”連帯労組”の専従となり、過激な運動で名を馳せ、遂には委員長にまで上り詰めます。昭和40年当時といえば全国的に労働争議は過激を極め、背後にあった日本共産党・社会両党の影響力たるや計り知れないものでした。

”連帯労組”は元々日共の傘下・影響下にあったようですが、その日共と対立し追い出されると、今度は日本社会党と密接な関係を築いたようです。それからの武健一は労働闘争と政治闘争を掲げての運動に突き進みます。ちなみに社会党は現在の社民党です。これだけでも十分にキナ臭さが漂ってくるようです。

【2 労働争議という名の暴挙と嫌がらせ】

武健一を中心とした”連帯労組”は傘下に入らない会社、敵対する組織に対し執拗に街宣を掛け、大勢で押し掛けて業務の妨害を行ってきました。実際に阪神圏の現場を止めるくらいの力を持っていたそうで、最盛期には600人に及ぶ派遣を一手に引き受けていたといいますから、その影響力たるや想像だにしません。もし人工(にんく)出しをストップされたら、人手不足となり大変な目にあいますからね。

また、目をつけた会社の社員を連帯ユニオンに加入させる、もしくは関係者を会社に送り込むことで、労働争議をデッチ上げ、組合介入と団体交渉を名目に徹底した追い込み・嫌がらせを繰り返します。最終的には、自らの傘下に下らせてきたのですが、莫大な解決金を毟り取ることもあったでしょうね。

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