ディズニーシーで泳いで校長室を破壊

──いまから過去のことを掘り起こされて炎上する可能性もある人だと思うんですよね。「昔こいつはこんなことしてたぞ」「ディズニーシーで泳いでるぞあいつ」(※編集部注:https://ameblo.jp/beblue0407/entry-10026766645.html)とか。

上田 そうですよね、あれも残ってたか。

──修学旅行で「ディズニーシーの湖で泳ぐパイオニアになってやる」と言って、服を脱ぎ、友達にマフラーを投げ込んでもらって、それを取るふりをして泳いで、ディズニーの警備隊に「お客様、何してるんですか?」と言われて、「え、いや、何って。……青春」という(笑)。

上田 これは……すごいですね(苦笑)。ときどき自分のことを映画にしたら? って言われるんですけど、もうちょっとオッサンにならないとできないですね、まだ近いです。

──昔話として客観視するための時間が必要で、まだ生々しい。

上田 生々しいし早いですよね。この前、大阪での舞台挨拶でも、阪神が優勝したときに道頓堀にダイブしたって話を何気なくしたんですよ。それでけっこうヤフコメで叩かれてました。

──あれもすごい上田監督らしいと思いましたよ、あの時期に大阪にいたら、それは道頓堀ダイブぐらいやるよなっていう。ディズニーシーに飛び込む人が道頓堀に飛び込まないわけがないんですよ。

上田 それはそうです、必然ですね(笑)。

──高2のときは校長室破壊事件もありましたね。

上田 はい、ラディンが原因で行けなくなったんですよね。

──ビン・ラディンのテロがあったせいで沖縄の修学旅行がなくなって。

上田 そうです。それでみんなで給食のマスクをして校長室の前に行って、「沖縄に行かせろ!」って活動をして。最終的には校長室の窓ガラスを叩き割って取り押さえられたという(笑)。

──基本はそうやって友達も巻き込んでの迷惑行為を繰り返してきた人だと思うんですよ。そのときも、あきれた仲間がひとり去ろうとすると「おまえ、あきらめるんか」と怒ったりとか。琵琶湖のときもそうですけど、仲間の心が折れそうになるとまず怒って。

上田 はい。そこは変わったかもしれないですね。いまは、そんなに無理強いはしてないと思います。

──高1のときに教科書を全部窓から捨てたっていうのはなんだったんですか?

上田 みんながテスト勉強をしてて、なんかそれを見てイライラして授業中に教科書をすべて窓から投げ捨てて飛び出して行ったんですけど(笑)。……なんだったんでしょうね。何かの本を読んだあとだったのか。

──またそれ(笑)。尾崎豊を聴いた直後とか?

上田 すごく胸に突き刺さった本っていうのは、けっこういっぱいあったんですよ。

──パンクに影響を受け始めたぐらいの時期だったんですか?

上田 一時パンクとかロックな生き方というか。名前は忘れちゃったんですけど原宿にアパレルショップを作って時代を築いた人の……ドクロの表紙の文庫本なんですけど。

──森永博志さんの『原宿ゴールドラッシュ』ですかね、クリームソーダを作った山崎眞行さんについての本。

上田 あ、そうです。その本にも影響を受けてクリームソーダに行ってポロシャツを買ったりしてましたね。とにかく影響されやすかった。

──ブログを読んでると突然矢沢永吉にハマってたり、いろんな時期があるんですよね。

上田 お父さんが矢沢の永ちゃんにすごく影響を受けてて、永ちゃんの『情熱大陸』がわざわざ実家から送られてきましたよ。

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