■Amazonでは中国人社員によるレビュー詐欺が横行?
大手通販会社Amazonは中国人の出品者を招き、日本Amazonでも中国の出品者より中国から発送の商品を購入できます。もちろん、その中に本当に良い商品もありますが、中にはよく見るとレビューに「変な日本語で書かれた5つ星の評判」もたくさん増えています。中国人の私から見ると「中国語的表現」のような日本語レビューは、間違いなく中国人が日本人になりすまして自社の商品を持ち上げているとわかります。
中国の人海戦術を発揮すると、Amazonに「人気商品」にランキングされます。しかも、最近は明らかな偽ブランド品、悪質なコピー品、海賊版漫画も摘発されました。ほとんどが中国人による違法行為です。
また中国広東省深圳市にある、Amazon中国の中国人社員は、自社の職権を乱用して、以下の社内ルールを破る行為をしました。
https://cn.wsj.com/articles/CN-BIZ-20180917084547
WSJ 2018年9月18配信
1)評判の悪いレビューを削除する「裏サービス」を出品者に提供。削除1件に手数料300ドル払えば、出品者は偽ブランドや不良品などを販売する「黒歴史」を金銭により抹消できる。
2)悪い評判を投稿した購入者の本名や住所などの個人情報、出品者に渡し、出品者による報復を幇助
3)サイト内の販売データを市場調査目的の人に転売
4)一度Amazonに禁止された悪徳出品者を復帰させる
以上の裏サービスを行い、中国人社員は80~2000ドルの報酬を受け取っているのです。
これらはいかにも中国社会らしい現象で、中国の通販サイトでは当たり前のように横行し、今度はアメリカの企業でも同様のケースが起きる形となりました。
今回の件を受け、Amazon本社はAmazon中国を処罰するために、中国側の管理層を交代させました。Amazon日本にもし中国人従業員がいれば、同じことを行う可能性が考えられます。
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