厳しく質素に生きることを目指したシトー派修道会。彼らの理想はバジリカにも良く現れています。豪華な装飾が一切なく、まさに祈りをささげる為だけの場所だったバジリカ。
1186年に完成したバジリカは全長約80m。ロマネスク様式を基調としながらも、後に取り付けられた小チャペルなどにはゴシック要素が取り入れられています。
エーバーバッハ修道院では現在でもワイン醸造が行われ、高品質なワインは愛好家のなかでも高い評価を受けています。ワインショップのほか、レストランやお土産屋さんもあり、これらは修道院の入場券がなくても訪れることが可能です。
美しい建物のなかで、厳しい修道僧の生活が営まれていたエーバーバッハ修道院。映画「薔薇の名前」を鑑賞してから訪れれば、映画の世界観をより感じることができるはずです。
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