19日のビットコイン(BTC)は、58.9~63.3万円で推移した。早朝に高値をつけると午前中はじり安基調が続いた。午後にかけて下げ足を速めると、60万円を割り込んだ。

16日未明に2つのコインへと分裂した後もハッシュパワー(マイニングの作業量を指す言葉)を巡って競争が続くビットコインキャッシュ(BCH)を筆頭に、仮想通貨全般が下落している。ビットコインキャッシュの分裂問題が落ち着きを見せるまでは、反転局面入りは期待しづらいところだろう。

一目均衡表では日々線が雲下限からの乖離を広げるなか、横ばいの基準線が下降に転じており、地合の弱さを再確認する格好となった。終値ベースで60万円を回復出来るかが目先の焦点となりそうだ。