このように考えると、ステーブルコインの発行にあたり、2つ以上のノードがある「ブロックチェーン」を使う恩恵はそれほどない。信用は既に確認されており(監査によって供給量の裏付けが保証されている)、発行者はクリック1つでトランザクションを監視できるため、実際にノードを運営する必要があるのは発行者と監査人だけだ。ブロックチェーンを利用してもしなくても、トークンの価値が米ドルやユーロなど法定通貨の預託金によって裏付けられているかぎり、発行者と監査人の信用(トラスト)がなくなることはない。
(記事提供:LongHash)
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