仮想通貨マーケットデータプラットフォームのCoinMarketCapが、仮想通貨のヘルス(健全性)を示す新たなランキングシステムを追加した。

新システムは、ファンダメンタル・クリプト・アセット・スコア(FCAS)と言われ、利用者のアクティビティや開発者の行動、市場の成熟度の観点から仮想通貨の「ヘルス」を測る。利用者のアクティビティは、プロジェクトの活用度やネットワークの活動状況を含め、開発者の行動は、コード変更や改善、コミュニティーへの関与などが考慮に入れられている。

また市場の成熟度とは、リスクや供給量などが要素になっている。仮想通貨が様々なシナリオにおいて一貫したリターンを提供できるかが考慮されている。

例えば下記のビットコインは、ヘルスが885(最高1000)で、ランクはA(最高S)となっている。

また、時価総額2位のイーサリアム(ETH)は、ヘルスが909で、ランクはSとビットコインを上回った。

時価総額3位のリップル(XRP)は、ヘルスが751で、ランクAとなっている。

一方、十分な米ドルを準備金として持っているかどうか、信用問題に揺れるステーブルコインのテザー(USDT)は、ヘルスが437で、ランクはFとなっている。

新システムを提供するのは、ブロックチェーン分析のスタートアップ、フリップサイド・クリプトだ。

(記事提供:コインテレグラフ日本版)
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