アフリカ大陸の西側に浮かび、欧州からの旅行先としても人気のテネリフェ島。島の北部にある町サンタ・クルスは、南部のリゾート地とはまた雰囲気の異なる都会的な町です。近代的な建物が並びながらも町の中には緑や鮮やかな花が多く、南国情緒も感じられる場所。

ショッピングはもちろん、海岸沿いをのんびり散策したり近郊のビーチでくつろいだりなど、様々な楽しみ方を提案してくれます。

さっそく町の散策を始めましょう。スタート地点となるのは、フェリー乗り場にも近い「スペイン広場」。大きな池がとても涼し気な雰囲気を演出し、日差しの強い日でもどこか爽やかな気分になれる場所です。

池のほとりには「SANTA CRUZ」の文字をかたどったオブジェもあり、人気の撮影スポットになっています。

スペイン広場から海岸沿いを南へ下っていくと、まるでシドニーにあるオペラハウスの様な外観の建物「アウディトリオ」が見えてきます。テネリフェ島を代表する現代建築でもあるアウディトリオは、アテネオリンピックのスタジアムなどを手掛けたスペイン人建築家サンティアゴ・カラトラバの設計。2003年に完成し、会議ホールやコンサートホールとして使用されています。

近くから見上げる建物は迫力たっぷり。夜のライトアップも美しいので、サンタ・クルスに滞在される方はぜひ夜の散歩にも出かけてみてください。

アウディトリオからのびる海岸線は、ヤシ科の植物に特化した植物園「パルメトゥム」に続きます。進むごとに大きなサボテンやヤシの木が現れ、すでにここから植物園がはじまっているかのよう。

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