このように述べたリー氏は今後アルトシーズンが到来すれば、2017年から2018年初頭と同等の上昇率が見られるだろうと見解を示した。
ちなみに過去2回のアルトシーズンを除き、2017年と2018年の上昇のみで計算すると上昇の平均は2136%となっているため、リー氏は間接的にアルトコインが平均2000%以上高騰することを予想していると言えるだろう。
本稿執筆時点でビットコインのドミナンスは52%台だが、価格の相関性が低下すればアルト銘柄における価格上昇に再び勢いが見られるかもしれない。
ビットコインの寡占化防止にもつながる
またアルトシーズンの到来はアルト相場の上昇以外にもビットコインの寡占化防止にもつながると見る意見もある。
ビットコインは現在も最も人気な仮想通貨だ。そのため、昨年のような下落相場ではビットコインに資金が戻る傾向が見られたが、長期的な市場の成長のためには下落相場の度に投資家の資金がビットコインに戻っていては仮想通貨の普及(アドプション)は向上しない。
そのため、アルトコインがビットコインに依存しなくなれば、仮想通貨業界全体に前向きな発展だと見る声もあるのだ。
普段はビットコインの価格予想が目立つリー氏だが、今回は珍しくアルトコインに関する見解を示した。果たして今後アルトシーズンは到来するのか、今後もアルトコイン市場の動向とビットコインとの相関性に注目していくべきだろう。
(記事提供:コインポスト)
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