城砦から町まで続く城壁をくぐったら、ゴールはもうすぐです。
そしてこれが、フヴァル城砦までたどり着いた者だけが目にすることのできる眺め。紺碧のアドリア海とオレンジ色の街並みが織りなす絶景が目の前に広がり、その美しさにしばし言葉も出ないほど。やさしく吹き抜ける風も気持ちよく、ここまで上ってきた疲れが全て吹き飛んでしまうかのようです。
少し視線をずらすと、アドリア海にうかぶ幾つもの島々が見えます。1000以上もの島を抱えるクロアチア。クルーズがてら、島めぐりのツアーに参加してみるのも楽しいですよ。
絶景を楽しんだら、城塞をしばし散策してみましょう。屈強な壁に守られたテラス部分には大砲が置かれ、外敵から町を守っていた当時の面影を垣間見ることができます。ソファーが置かれてのんびりとくつろげるカフェがあるほか、夜にはイベントも行われるのだとか。
地下部分にはかつて牢獄として使用されていた部屋も。外はうだるほどの暑さでもここは空気がひんやりしていて、牢獄と分かっていても出るのが嫌なほど気持ちが良いです。
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