リミックスポイントは15日、20年3月期第2四半期(19年4月-9月)の決算を発表した。売上高は前年同期比17.7%減の62億円、営業利益は3.65億円の赤字(増減率は非開示)となった。最終損益は40.32億円の赤字(増減率は非開示)だった。子会社のビットポイントジャパンの暗号資産(仮想通貨)事業で構成される「金融関連事業」セグメントでは、売上高が前年同期比67.2%減の7.02億円となった。

ビットポイントジャパンは今年7月、仮想通貨取引所において約30億円相当の仮想通貨の不正流出が発生し、全サービスを一時停止した。原因究明と再発防止策を講じ、第2四半期連結会計期間中にサービスは順次再開したが、この件に関して36.90億円の特別損失を計上したとしている。具体的には、流出した利用者預かり分の仮想通貨の調達費用、 BPJ 自己保有分の仮想通貨被害額、 海外の仮想通貨交換所に係る対応費用、 不正流出の初期対応や再発防止策等に係る費用などが発生したようだ。

20年3月期通期の業績予想については、仮想通貨市場の影響を大きく受けることから業績予想の算定が困難であるとして、公表していない。