IOST/IOS財団は19日、同団体が実施する教育機関向けの「ブロックチェーン・テクノロジー 無償教育プログラム」に、ブロックチェーン技術を活用したプロダクト開発を行うPHIがパートナーとして参加したと発表した。

IOST/IOS財団は、2018年に日本における活動を開始し、地方でのブロックチェーン技術の理解と開発者の育成に力を注いできたという。

「ブロックチェーン・テクノロジー 無償教育プログラム」では、日本における大学・教育機関でのワークショップ・プログラミングハンズオンの提供を行っている。これまで山口大学 工学部、レロッシュ大学(スイス)、国際教養大学など7大学・専門学校で実施され、約300名の学生が受講したようだ。

同プログラムには、企業法務領域においてリーガルサービスを提供する法律事務所ZeLo・外国法共同事業、スマートコントラクトを使ったブロックチェーンアプリケーションの開発などを手がけるエバーシステムがパートナー企業として参画していたが、今回新たにPHIが参加することとなった。

PHIは近畿大学生が立ち上げたブロックチェーン開発のスタートアップ企業。ブロックチェーン技術を活用した働き方改革を実現するプラットフォーム「GUILD」を開発中で、GUILDプロジェクトは、国内インキュベーターからシードラウンドの資金調達を完了していると伝えている。次世代ブロックチェーンプラットフォームでの開発では、国内トップの技術力を誇るという。

法律事務所ZeLo・外国法共同事業が法律・法規制のワークショップを担当し、エバーシステムとPHIは開発・技術のワークショップ・ハンズオンを担当するとしている。