イタリア中部のトスカーナ州は、ルネッサンス芸術の中心地フィレンツェや斜塔で有名なピサがある州で、キャンティやブルネッロ・ディ・モンタルチーノなどのワインの一大産地としても知られています。

もしワインが好きで、トスカーナの田舎を旅することがあれば、ワイナリーに立ち寄って、農園を見学したりワインテイスティングを体験したりできるワイナリーツアーに参加してみるのはいかがでしょうか。

今回はピサとフィレンツェのちょうど中間(どちらからも車で約1時間)に位置する自治体サンミニアート(San Miniato)にある「アグリソーレ(AGRISOLE)」というワイナリーを訪ねました。

アグリソーレ(AGRISOLE)は、ぶどう畑とオリーブ畑を所有し、オーナー夫妻と4人の子供たちの手で家族でワインづくりとオリーブオイルづくりを行っている家族経営の農家です。

なだらかな斜面の手前側にあるのはぶどう畑、奥の高いところにあるのがオリーブ畑です。今回訪れた11月上旬はオリーブの収穫の最盛期とのことで忙しそうでしたが、その作業の合間を縫って、こうしてワイナリーツアーを行っているそうです。

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