暗号資産(仮想通貨)ビジネスの健全な発展を目指す会員組織「日本仮想通貨ビジネス協会(JCBA)」は29日、Gunosyとエニーペイの合弁会社であるLayerXが、同協会に準会員として参加したと発表した。

11月には同社のほか、クラウドワークスの子会社でシステムコンサルティング・システム開発を行う電縁、仮想通貨調査会社のChainalysis、マイニングマシンの販売などを手掛けるビットマイニング、法務サービスを提供する弁護士法人GVA法律事務所の4社がいずれも準会員として参加した。

今回新たに加盟したLayerXは、グノシーとエニーペイが2018年8月に設立した、ブロックチェーン関連事業を行う合弁会社である。ブロックチェーン技術に特化した技術コンサルティングやサービス開発、実証研究のトータルサポート、ハッキングを防ぐコード監査、マイニングに関連したコンサルティングなどを展開している。

一般社団法人日本仮想通貨ビジネス協会は、仮想通貨交換業者・銀行・証券会社・金融商品取引業者が参画する団体。日本国内で仮想通貨ビジネスをはじめるにあたり、テクノロジー・会計・レギュレーション・商慣行等の面から、必要な情報の調査・研究、意見交換などを行っている。

同協会には2019年11月29日現在、マネックスグループのコインチェック、リミックスポイント傘下のビットポイントジャパン、ビットバンク、マネーパートナーズグループのマネーパートナーズ、フィスコ傘下のフィスコ仮想通貨取引所などが加盟している。同日時点での加盟企業は、正会員33社、準会員83社、特別会員4社の計120社であるという。