800年に及ぶイギリスの支配を受けてきたアイルランド共和国。

その首都ダブリンにはイギリスの伝統を残した建物が多く立ち並んでいます。

しかしながらダブリンの街には様々なアイルランド独特の雰囲気を感じられることができます。

今回は、そんなダブリンの街を暮らすように旅をすることができる場所、リフィー川沿いを歩いてみましょう。

リフィー川とはアイルランド・ダブリン市内を流れる川。

リフィー(Liffey)とはアイルランド語で「生命」を意味しており、その名前からも分かる通り、アイルランドの歴史において非常に重要な川です。

ダブリン市民の水源ともなっている全長125キロのリフィー川には、現在3つの水力発電所が設置されており、市民生活になくてはならないインフラとなっています。

その重要さは、20世紀の最も重要な作家の1人と評価されるアイルランド出身の小説家「ジェイムズ・ジョイス」やイギリスの有名なロックバンド「レディオヘッド」の作品などにも言及されているほど。

街の中心にあるオコネル橋(O’Connell Bridge)からの眺めも格別で、ダブリン市民の憩いの場所ともなっています。

川沿いには自治体など政府関連の部署が入居しているカスタム・ハウス(Custom House)という荘厳な建物がありますし、

川沿いにはアイルランドの様々な歴史を象徴するような銅像も展示されています。

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