とは言え、大英博物館が近年、ようやく返還に応じた宝物が、エジプトで、イラクで、イランで、過激派や内乱により粉々になってしまった事を思えば、「これは英国ではなく人類の宝」という彼らの姿勢も理解しない訳にはいきません。

何しろ厳重な警備によって守られた大英博物館の収蔵品を実際に見るための入場料は常時、無料なのですから。

名称 大英博物館
所在地 Great Russell St, Bloomsbury, London, Great Britain
公式ホームページ https://www.britishmuseum.org/visit?lang=ja

歴史的名品は時を経ても価値を損なわず、その上「幾ら金を積んででも欲しい」と人に思わせる魅力を持っているため、一度盗まれてしまうと多くの人々が目にする機会を失ってしまう、ということも多々あります。

ですが、それを取り戻す人々の熱意と技量も並みならぬもの。今日も我々のあずかり知らぬ場所で、犯罪者と天才との攻防が繰り広げられているに違いありません。

時を超え、場所を越えても、人に欲しいと思わせる、最高傑作の数々。過去の逸話を知れば、あなたの心も一枚の絵画に釘付けになるに違いありません。

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