米金融大手のゴールドマンサックスのアナリストは27日に投資戦略グループが主催したイベントで、現在の経済状況下において、仮想通貨が発展しうる投資ではないとの見解を示した。参加者に向けて、ビットコインを含む仮想通貨は資産クラスとして適切ではないとの考えを示した。
理由として仮想通貨の高い価格変動率、他の資産との相関関係が不安定であることやインフレヘッジとして利用できる証拠に欠けると指摘した。一部の投資家が高い変動率を利用してトレーディングを行っているが投資のポートフォリオには適さないと主張した。
一方、マクロヘッジファンドのチューダー・インベストメントを創業したポール・チューダー・ジョーンズ氏はインフレヘッジとしてビットコインの保有を推奨したほか、デジタル通貨の資産管理会社グレイスケールの幹部は伝統的な投資家が仮想通貨市場に相次いで参入していると指摘している。
仮想通貨ビットコイン27日も9000ドル台で底堅い展開が続いた。