「大阪」と聞いて、何を思い浮かべますか?目立ってナンボの道頓堀や新世界の街並み?あるいはたこ焼きやお好み焼きなどの粉もんグルメでしょうか?

いえいえ、大阪にはもっと多彩な表情があります。「コテコテ」じゃない、懐かしいのに新しい「レトロな大阪」に出かけましょう。

・昭和レトロな「中崎町」

「レトロな大阪」の代表格といえば、なんといっても中崎町。地下鉄谷町線・中崎町駅周辺に広がるエリアで、戦火を免れたノスタルジックな昭和の街並みが残っています。

大阪駅・梅田駅からも徒歩圏内という都会のど真ん中にありながら、昔ながらの日本が感じられるスポットとして外国人旅行者にも大人気に。コロナ前は韓国人のお客さんを中心に、多くの外国人観光客がカフェめぐりや写真撮影に訪れていました。

中崎町の最大の魅力は、新旧の融合。古い街並みを残しながらも、古民家をヒップにリノベーションしたカフェやショップ、ストリートアートが点在し、歩いているだけでも宝探しをしているような気分になれます。

これといった観光スポットがあるわけではありませんが、古いのに新しい、ここだけの風景にカメラのシャッターも大忙し。初めて訪れたら、「大阪にこんな場所があったなんて!」と驚くことでしょう。

そんな中崎町へは、ぜひランチやカフェの時間をとってゆっくり訪れてみてください。今回筆者が訪れたのは、中崎町カフェの代表格ともいえる「太陽ノ塔」。

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