そして修道院最大の見どころであるのが、天井に描かれた壮大なフレスコ画。ヨハン・ヤーコプ・ツァイラーというオーストリア人の画家が幾人もの聖人を描いたもので、窓から差し込む柔らかい光と相まって神々しい雰囲気を作り出しています。

その壮大な世界観と美しさは、ヴィース教会にも負けないほど。いつまでも見ていたくなるようなこの天井画は、見る者を惹きつける不思議な力が宿っているかのようです。

天井から視線を落とした先にある副祭壇もなかなか手の込んだ豪華な造りですね。

修道院内には今回紹介したバジリカのほかにもカフェやショップがあるほか、ビール工場や蒸留酒の醸造所も併設。道を挟んだ反対側には同じく修道院が所有するホテルがあり、これらの収入が院の経営を支えているのだそうです。

ビール工場、醸造所では試飲付きのガイドツアーもあるので、気になる人は現地で問い合わせてみてください。

壮大な天井画が神秘的な世界へと誘うエッタール修道院。バスを利用する際は本数が少ないので、時刻表のチェックは忘れずに。車以外でのアクセスがやや面倒ではありますが、それでも訪れる価値のある場所です。

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