渡「Ethereumはリスペクトしていますが、今は限界があるなと感じています。例えば、最近トランザクションを送る時に手数料は10ドル、20ドルかかったりすることがあります。Eth2.0を待てないプロジェクトがたくさん出てくると思います。例えば、知られてないですがCompoundはSubstrateというPolkadotの技術系の独自チェーンを作っているGitHubレポジトリーがあったり、将来的にPolkadotに入ってくる可能性もなくはないと思います。」
新「Polkadotエコシステムのプロジェクトは皆パラチェーンになることを考えているのかな?と考えてたんですが、そうではなくスマートコントラクトを持ったPlasmのようなプロジェクトの上にアプリケーションレイヤーとして乗っかるみたいな選択肢もありなんですか?」
渡「アプリケーション開発者からすると、パラチェーンをゼロから作るか、パラチェーン上にアプリケーションを作るという2つの選択肢があります。Polkadotに接続されたブロックチェーン上にアプリケーションを作る人はこれからも多く出てきそうですが、将来的に作れるパラチェーンの本数は決まっていて、パラチェーンの方は時間がかかって開発が難しいので、我々はパラチェーンを選びました。」
タ「最後に日本コミュニティに向け、メッセージを頂けますか?」
渡「Polkadotは時価総額も大きく世界的に有名ですが、実は現在はBetaバージョンです。2021年は本格的に色んなチェーンが繋がっていきますが、Plasmはそこで1,2番目に早く繋げられるように目指しているところです。テストネットは一番最初に繋げたので、次はKusamaとPolkadotに繋ぎにいくという大事なマイルストーンがあります。まだEthereumなどに比べて規模小さいのですが、Web3実現のために大事なプロジェクトであると考えていて、日本発のプロジェクトとしてしっかり実績を残していきたいと思っています。」