さまざなま時代の木組みの家々がひしめき合うクヴェトリンブルクは、「木組み建築の博物館」さながら。数百年も時間が止まっていたかのような風景がそこかしこに残っていて、一本残らず通りを歩き尽くしたくなります。

・ゴスラー

ゴスラーもクヴェトリンブルク同様、ハルツ地方の世界遺産の町。今では静かな田舎町といった風情ですが、ゴスラーはかつて近郊の銀鉱の採掘で莫大な富を謳歌した町で、一時は神聖ローマ皇帝の居城も置かれました。

そのため、ゴスラーの旧市街には小さな町には似つかわしくないほど豪華な木組み家屋が多数。ゴスラーの町並みは、日本人が一般にイメージする「ドイツの木組みの家」とはひと味もふた味も違っていて、グレーやブラウンを基調としたシックな町並みは、どこかミステリアスな雰囲気を醸し出しています。

町の広場はマルクト広場。豪華な建造物に囲まれた広場の中心にある噴水では、帝国の鷲が誇り高く翼を広げ、在りし日のゴスラーの栄光を物語っています。

ゴスラー近郊のランメルスベルク鉱山博物館も同じく世界遺産。一部の坑道はガイドツアーで見学できるので、ゴスラーの町とあわせて訪ねてはいかがでしょうか。

・リューベック

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