リューベックは、ハンザ同盟の盟主として栄えた北ドイツを代表する古都。世界遺産に登録された誇り高い町並みは、「ハンザの女王」と称された輝かしい時代を今に伝えています。
世界遺産の旧市街への入口を守っているのが、リューベックのシンボル・ホルステン門。15世紀に建てられたドイツで最も有名な門で、旧50ドイツマルク紙幣にも描かれていました。
旧市街の中心が、壮麗な市庁舎が建つマルクト広場。リューベックの市庁舎は雄牛の血を混ぜて焼いたといわれるこの地方特有の黒いレンガと青銅色の13の尖塔が印象的な建物で、豪華な部屋のある館内はガイドツアーで見学できます。
リューベックで忘れてはいけないのがマジパン。リューベックにはマジパンの名店として知られる「ニーダーエッガー」の本店があるのです。マジパンというと日本では「ケーキの飾り」というイメージですが、ドイツのマジパンはそれ自体が主役級のお菓子。
とりわけ、ニーダーエッガーのカフェでいただくフレッシュなマジパンを使ったケーキは、マジパンの概念を覆すおいしさ。「マジパンはおいしくない」と思っている人にこそ、一度は食べてみてほしい一品です。
・ヴィスマール
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