人気音楽フェスティバル「コーチェラ」は2日、暗号資産(仮想通貨)取引所FTXの米国事業体である「FTX US」と提携してNFTコレクションを発売すると発表した。

異なる物理的およびデジタルアイテムにリンクした3つのNFTコレクションを提供する予定で、Solanaブロックチェーン上のNFTマーケットプレイスで公開される。明日金曜日に数量限定でドロップされるようで、ユーザーはFTXのアカウントを持っている必要があるという。アイテムの販売収益は、GiveDirectly、Lideres Campesinos、Find Food Bankなど3つのチャリティーに寄付され、ロイヤリティは関係するクリエイターも支援するようだ。

最初のコレクションである「Coachella Keys Collection」は、毎年4月に行われるコーチェラへの生涯アクセス権とユニークなフェスティバル体験を可能にする。また、ステージの最前列中央での観覧、生涯サファリキャンプ、ローズガーデンでのプロのシェフによるディナーなどの体験も含まれ、将来的に得点が追加される可能性もある。10個のNFTがオークション形式で販売されるようだ。

このほか、「Sights and Sound Collection」では、フェスティバルを象徴する写真と未発表のサウンドスケープで構成されたデジタルコレクティブルのNFTの1つを受け取ることができ、NFTを実物のアートプリントや写真と交換できるという。また、「Desert Reflections Collection」では、コーチェラの象徴的なポスターのデジタル版1枚を受け取ることができ、各NFTはフォトブック「Coachella | The Photographs: 1999-2019 photo book」と交換できる。

コーチェラのSam Schoonover氏は、「NFTでファンのために新しい効用とコミュニティを構築することに興奮しています。」と述べた。

FTXは同日、日本国内の取引所Liquid by Quoineの親会社Liquid Groupの買収を発表した。既存の日本ユーザーに日本の法令に準拠したサービスを提供することを目的として、Liquidと事業譲渡契約を締結し、2022年3月30日をもって既存の日本ユーザーをLiquidの完全子会社であるQuoineに移管するという。日本及び世界の市場において、個人投資家及び機関投資家に商品と流動性を提供していくようで、同社の今後に動きに注目が集まりそうだ。