株式会社ミクシィは4日、スポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」を運営するDAZN Japan Investment合同会社と共同で、スポーツ特化型NFTマーケットプレイス「DAZN MOMENTS」の提供を開始すると発表した。2022年春頃の提供開始を予定しているようだ。

今回、ミクシィが持つ最新のテクノロジーを用いたサービス開発のノウハウとDAZN社が持つ豊富なスポーツコンテンツを掛け合わせた新規事業を創出するようで、同NFTマーケットプレイスの開発、提供を開始する。具体的には、DAZN社がコンテンツマネジメントやマーケティングを行い、ミクシィがサービス開発及び運用を行う。

DAZN MOMENTSでは、スポーツ選手のスーパープレーやメモリアルシーンの映像を、NFTコンテンツとして提供する。コンテンツは全て動画のため、好きなスポーツ選手のNFTコンテンツを集めて、お気に入りの映像シーンをいつでも何度でも楽しむことができる。開発においては、次世代ブロックチェーン「Flow」を基盤にサービス構築を行うようで、コンテンツにはそれぞれシリアルナンバーが記されており、Flowブロックチェーンに記録される。

まずはNFTコンテンツの収集をメインとして提供を開始するようで、コンテンツについては随時発表していく。今後は、段階的にユーザー同士でコンテンツを売買できるマーケットプレイス機能、コミュニティとして楽しく集まれる場を作るなど、同じ興味関心があるユーザー同士でコミュニケーションを取りながら楽しめるサービスにアップデートしていくという。また、様々なジャンルのスポーツを随時発表、追加していくようだ。

ミクシィは、SNS「mixi」やスマホゲーム「モンスターストライク」などを提供してきた。現在、スマホで楽しめる共遊型スポーツベッティングサービス「TIPSTAR」の提供や「NBA Top Shot」を運営するDapper Labs Inc.と業務提携に関する基本合意書を締結するなど、最新のテクノロジーを駆使した領域での事業創出に注力している。2020年12月にはセールスエージェントパートナーとしてDAZN社と協業を開始した。